世界中に日本のたこ焼きを!!ニュージーランドでたこ焼き屋を出してみた!

ニュージーランドにたこ焼きを広める!!」
 
 
関西国際空港を飛び立った飛行機は、南半球のニュージーランドへ向かった。
 
揺れる飛行機の中で僕はワクワクしていた。
 
そう、モロッコにたこ焼きを広めた時と同じ感覚だ。
 
  
「たこ焼き屋をやるまで帰らない。いや、帰れない。」
 
 
  業務用のたこ焼き機を担いでやってきた。
 
もう後戻りはできない。
  
 
 
中国での乗り継ぎを経て、飛行機はオークランドに着いた。
  
そこからニュージーランドのたこ焼き物語が始まった。
 
 
たこ焼き屋をやろうと意気込んでいたものの、ニュージーランドで飲食店をやることの難しさを知った。
 
保健所の申請と登録、食品衛生の資格、営業場所の契約、、、
 
誰も知り合いがいない中でこれらを準備することは、本当に難しかった。
 
 
何も知らない、何もないところから新しいことを始めるのはとても難しい。
 
0から1を創り出すことはほんとうにパワーがいる。
 
しかし、必死で動いて、情報を発信して、
 
たくさんの日本人に出会った。
 
そして、その人たちが協力してくれて、ナイトマーケットでたこ焼き屋を出店することができた。
 
たこ焼きの店作りも全て自分たちでやった。
 
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テントやライト、テーブルなども全て貸していただいた。
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看板やのれんなど、自分たちでアイディアを出しながら、一つづつ形にしていった。
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 自分1人では到底できなかったことが、人の力を借りてできるようになった。
 
たこ焼き屋の成功には、パートナーの愛の支えもあった。
 
彼女がいなかったら、たこ焼き屋はできていなかっただろう。
 
 
これまで1人でいろんなことをやって来た僕には初めての経験だった。
 
 
「誰かと一緒に何かをする」
  
 
1人が楽だから、1人でいろいろやって生きてきた。
 
だけど、今回誰かと一緒に新しいものを創り出す楽しさを知った。
  
1人じゃ何もできないことを知った。
 
そして、このたこ焼き屋ができた。
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自分たちで作ったオリジナルの店。
 
ここからニュージーランドのたこ焼き屋は始まった。
 
こうしてできたたこ焼き屋は、オークランドで水曜から日曜日まで開かれるナイトマーケットに出店した。
 
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いつものように金色の全身タイツで売っていた。
 
笑ってくれる人もいれば、目を合わせてくれない人もいた。
 
だけど、とってもフレンドリーなニュージーランド人は写真を撮ったり、話しかけてくれたり、
 
このコミュニケーションが嬉しかった。
 
ナイトマーケットでは約2ヶ月ほど出店した。
 
 
 
2017年6月11日  たくさんの人に支えられ、たこ焼き屋の最終日を終えた。
 
今までにないほどの行列ができた。
 
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人がひっきりなしにたこ焼きを買う。
 
中国人、韓国人、インド人、ニュージーランド人、欧米人、、
 
一体何人来ただろう。
 
考える暇もなく、僕はひたすらたこ焼きを焼いた。
 
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用意した700個のたこ焼きが全て売れた。
 
りんご飴も売り切れた。
 
「またニュージーランドでたこ焼きやってね!」「美味しかった!」「さみしくなるね。」
 
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嬉しい言葉をたくさんのもらった。
 
そこには間違いなく、笑顔があった。
  
「たこ焼き人々を幸せに」
 
僕がやってきたこたは間違えじゃなかった。
 
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もちろん、たこ焼きをまずいと言うニュージーランド人もいた。
 
生焼けだとクレームもあった。
 
目の前でゴミ箱に吐かれることもあった。
 
 
でも、それでいい。
 
全員に受け入れてもらえることなんてないのだから。
 
 
僕のたこ焼きで笑顔になってくれる人がいたらそれでいい。
 
 
 
「とっても美味しかったよー!!」
 
そう言ってくれた子どもたちの笑顔が忘れられない。
 
「この食べ物は本当に素晴らしい!! 」
 
笑いながら言ってくれたニュージーランド人が忘れられない。
 
「お前はクレイジーだ!でも、大好きだ!!」
 
写真を一緒に撮ったマオリ族の人たちが忘れられない。
 
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少しの間だったが、ニュージーランドで自分の筋を通して、足跡を残せたことは嬉しい。
 
 この旅で僕のたこ焼きに出会った人が1人でも多く、笑顔に、そして幸せに思ってくれたら、僕がニュージーランドに行った意味があったのだと思う。
 
ニュージーランドで出会った全ての人に感謝し、
 
ニュージーランドたこ焼き修行の旅を結びます。
 
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「たこ焼きで人々を幸せに」
 
 ありがとう。
 
森田松之助

ABOUTこの記事をかいた人

たこ焼きを愛し、世界中でたこ焼きを焼くために飛び回っているたこ焼き野郎です。世界中で金色の全身タイツや、ドラゴンボールのフリーザの格好で人を楽しませ、「クレイジー」と言われることに快感を得ています。現在ニュージーランドでたこ焼きを売るため、奮闘中!!

2 件のコメント

  • 松之助さん
    初めまして。関西テレビの松本と申します。
    この度、海外特番の企画で、モロッコへ行き、日本の一流シェフがタコを使った料理で現地のモロッコ人にタコ料理を振る舞うという企画を行いました。
    そこに、モロッコでたこ焼き屋をしているアナスさんにも手伝ってもらいました。
    アナスさんがたこ焼き屋を始めるきっかけとなったのが松之助さんだとお聞きしました。
    そこで、番組でアナスさんと松之助さんの2人で写っているお写真をお借りできましたらと思い、ご連絡させていただきました。ご返信いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

    • 松本さま
      初めまして。松之助です。アナスからテレビの取材があったと聞きました。アナスとっても喜んでいましたよ!!
      写真の件ですが、Emailにて改めてご連絡させていただきます。
      コメントいただきありがとうございます。

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